2009-11-26 第173回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
傍の人が聞いたら、朝鮮民族統一への願いを込めて歌っているように聞こえたかもしれない。 だけど、そのときは、表に出せない故郷への思い、帰りたい思いに浸って歌っていたのだ。 今度は、自分ではなく、いまだ帰国を果たせずにいる拉致被害者の人たちへの思いとともに……。彼らも「イムジン河」の歌を聞いたなら、強い望郷の念にかられるに違いない。
傍の人が聞いたら、朝鮮民族統一への願いを込めて歌っているように聞こえたかもしれない。 だけど、そのときは、表に出せない故郷への思い、帰りたい思いに浸って歌っていたのだ。 今度は、自分ではなく、いまだ帰国を果たせずにいる拉致被害者の人たちへの思いとともに……。彼らも「イムジン河」の歌を聞いたなら、強い望郷の念にかられるに違いない。
また、さきに行われた南北朝鮮の対話は朝鮮民族統一の見地から歓迎すべきことであるが、わが国はどう対処しようとするのであるか。さらに、海外援助を三年間で倍増する政府の方針に基づき、五十四年度予算は相当増額されたが、わが国の援助は資源開発に偏り過ぎるのではないか」等の質疑がありました。これに対し、園田外務大臣より、「日ソの友好促進は両国間ばかりでなく、アジアの平和のためにも緊要である。
日韓条約成立六、七年しか過ぎない今日、アジアの緊張緩和の流れは朝鮮民族統一の方向に好影響を与え、その方向に向かって大きく動き出そうとしていますが、当時、日韓条約を担当した大平外相の今日の感想なり反省を伺いたい。
してみれば、われわれは、できるだけ朝鮮民族統一の障害を取り除き、南北の当事者が話し合って自主的に統一できるように促進協力すべきが当然であり、それがいわゆる隣人のよしみというものであります。しかるに、このたびの日韓条約は、朴政権だけを全朝鮮の代表政府と認めて、北朝鮮と対立させるように、経済、軍事のてこ入れを与えて、けんかをけしかけるにひとしいものであります。
朝鮮民族統一の悲願を閉ざす日韓会談にいたしましても、米国の韓国に対する軍事上経済上の負担を日本がかぶる以外に何ものもありません。隣国朝鮮との友好関係は、われわれもそれを樹立することは望ましいことであります。しかし、日本の漁業権益、竹島の領土権、文化財の返還、筋の通らない請求権の解決等、わが国の譲歩により朴政権の崩壊を防ごうというのが日韓交渉の実態であります。
朝鮮民族統一の悲願を閉ざす日韓会談にしても、米国の韓国に対する軍事上の負担、経済上の負担を日本がかぶること以外に何ものもないのであります。隣国朝鮮との友好関係を樹立することは、われわれも望ましいことでありまするが、日本の漁業権益、竹島の領土権、文化財の返還、筋の通らない請求権の解決等、わが国の譲歩により朴政権の崩壊を防ごうというのが日韓交渉の実体であります。
(拍手) 日本共産党は、日本民族の利益を代表し、全アジアの民族並びに全世界の平和を愛好する人民とともに、朝鮮民族統一闘争に対する日本の介入を即時中止することを要求し、軍需産業の一掃と平和産業の無制限拡大を要求し、さらに地方税については次の三項を要求する。 一、地方税は所得割を中心とするところの住民税一本とし、高度累進課税として免税点を高くすること。
朝鮮事変が勃発するや、吉田総理を先つ頭とするところの日本の━━━━は、まつたく国民の意思に問うところなくして、国連協力と称して朝鮮民族統一鬪争に━━の意思を明らかにし、最近の外国放送によりますと、京城付近の戰鬪において日本人将兵三十数名の遺棄死体が発見されたことを報じております。